印刷用InDesignデータからEPUB固定レイアウトタイプへの変換メモ(2)

電子書籍として販売するためのEPUBファイル作成についての作業メモ、つづきです。

■InDesignから書き出したEPUB固定レイアウトデータの編集について
InDesignデータの作り方によって、書き出したEPUBデータの編集が必要になるのですが、これはなるべく、InDesignデータの段階で解決できるものは解決したほうがよいです。
Calibreを使えば、書き出したEPUBデータを、展開・圧縮を行うことなく、プレビュー画面で表示を確認しながら編集ができるのでよかったのですが、編集後にEPUB Validatorでチェックすると、いろいろエラーが出てしまいます。
これはどうしたものかと難儀していましたが、淡波ログさんの次の記事がとても参考になりました。

◎淡波ログ
epubの中身を編集するときは?

EPUBパッケージをいったん展開して、エディタで編集した後、epub packagerで再EPUB化という手順を踏むことになりました。
epub packagerはApp Storeで480円で購入可能です。

なお、広告ページについては、EPUB化すると、飾り枠の四隅が切れてしまったり、タイトル画像が変形してしまうなどの現象があり、InDesign上で解決を試みましたが、うまくいきませんでした。苦肉の策として、広告ページのみPDF化したものを再度InDesignに割り付ける方法でEPUB化を行いました。
広告ページなのでテキスト検索はしないだろうという勝手な判断ですが、今後の課題となりました。

■EPUB固定レイアウトであることの意味とは?
電子書籍ストアで購入する書籍のフォーマットとして、EPUBであることの意味は、どのような端末であっても、文字の読みやすさをある程度保証できることだろうと思います。
だから、EPUBでデータ提供するならば、リフロータイプであることが求められているように思うのですが、表組みが多用されていたり、見開き構成で装飾要素の多い見出しの再現性が求められる場合など、固定レイアウトタイプも選択肢としてアリなのかもしれません。

しかし現状のEPUB制作環境では、簡単にはいかないなぁ、というのが実感です。
印刷用データを前提とした書目の場合は、InDesignデータからのEPUB書き出しを行うと思いますが、いまのところ、トライ&エラーを繰り返して間違いの少ない方法を探すしかないわけで、まだまだ模索は続きます。

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